Mother Goose Nursery Rhymes
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コック・ロビン Cock Robin :マザーグースの歌


  誰がコック・ロビンを殺したの?“わたしです”とすずめがいった
  “弓と矢で わたしがコック・ロビンを殺しました”

  死ぬのをみたのは誰?“わたしです”とハエがいった
  “この小さな目で 死ぬところをみました”

  その血を受け止めたのは誰?“わたしです”と魚がいった
  “この小さな皿で したたる血を受け止めました”

  誰が帷子を作ってくれる?“わたしです”とカブトムシがいった
  “この糸と針を使って 帷子を作りましょう”

  誰がお墓を掘ってくれる?“わたしです”とフクロウがいった
  “このつるはしとシャベルを使って お墓を掘りましょう”

  誰が牧師さんになってくれる?”わたしです“とカラスがいった
  “ここに小さな本があるから それで牧師を演じましょう”

  誰が書記役を勤めてくれる?“わたしです”とヒバリがいった
  “あたりが暗くならない限り わたしが書記をつとめましょう”

  誰が花輪を持ってくれる?“わたしです”とヒワがいった
  “今すぐにとってきて わたしがそれを持ちましょう”

  泣き男には誰がなる?“わたしです”とハトがいった
  “わたしはいつも泣いています だから泣き役をとつめましょう”

  誰が棺をかついでくれる?“わたしです”と凧がいった
  “夜通しかつぐんじゃなかったら わたしがそれを担ぎましょう”

  誰が旗を掲げててくれる?“わたしたちです”とミソサザイがいった
  "オンドリさんとメンドリさんとわたしとで 旗を掲げていきましょう“

  誰が賛美歌を歌ってくれる?“わたしです”とツグミがいった
  “妻が藪に止まっている間 わたしが賛美歌を歌いましょう”

  誰が鐘をならしてくれる?“わたしです”と牡牛がいった
  “わたしは引っ張るのが得意だから 鐘の紐を引きましょう”

  空からは大勢の鳥たちが 悲しみながら舞い下りてきました
  あわれなコック・ロビンの 弔いの鐘の音を聞きつけて


コック・ロビンという名前はロビン・フッドを連想させます。ロビン・フッドは昔から、イギリス人に人気のある人でした。この詩の中のコック・ロビンも森中の仲間から愛されています。泣き男が出てきたり、旗を掲げて歩くのは、イギリスの古いお葬式の名残でしょうか。


Who killed Cock Robin-Mother Goose

  "Who killed Cock Robin?" "I," said the Sparrow,
  "With my bow and arrow, I killed Cock Robin."

  "Who saw him die?" "I," said the Fly,
  "With my little eye, I saw him die."

  "Who caught his blood?" "I," said the Fish,
  "With my little dish, I caught his blood."

  "Who'll make the shroud?" "I," said the Beetle,
  "With my thread and needle, I'll make the shroud."

  "Who'll dig his grave?" "I," said the Owl,
  "With my pick and shovel, I'll dig his grave."

  "Who'll be the parson?" "I," said the Rook,
  "With my little book, I'll be the parson."

  "Who'll be the clerk?" "I," said the Lark,
  "If it's not in the dark, I'll be the clerk."

  "Who'll carry the link?" "I," said the Linnet,
  "I'll fetch it in a minute, I'll carry the link."

  "Who'll be chief mourner?" "I," said the Dove,
  "I mourn for my love, I'll be chief mourner."

  "Who'll carry the coffin?" "I," said the Kite,
  "If it's not through the night, I'll carry the coffin."

  "Who'll bear the pall? "We," said the Wren,
  "Both the cock and the hen, we'll bear the pall."

  "Who'll sing a psalm?" "I," said the Thrush,
  "As she sat on a bush, I'll sing a psalm."

  "Who'll toll the bell?" "I," said the bull,
  "Because I can pull, I'll toll the bell."

  All the birds of the air fell a-sighing and a-sobbing,
  When they heard the bell toll for poor Cock Robin.






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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007-2008
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